HOME > テルミ通信online > 2025年8月号
一歩先の、夏防災
会長の独り言 会長 高田 龍美
「まず思うことが大切!」
この言葉は私が尊敬する稲盛和夫さんの言葉です。
何か新しいことをなそうとするなら、まず思うことが大切です。かつて松下幸之助さんが講演で有名なダム式経営の話をされたときに、聴衆の一人が「ダム式経営は理想だが、今余裕がないのをどうすればいいのか、それを教えてほしい」と質問しました。松下さんは、「そんな方法は私も知りませんのや。でも余裕がなけりゃいかんと思わないけませんな」と答えられました。この答えに会場は失笑に包まれましたが、実はそこに、大切な心理が含まれていたのです。「理想はそうだが現実には難しい」という気持ちでは、物事は成熟しません。まずこうありたい、こうあるべきだと思うこと。それがすべての起点になるのです。と稲盛さんはお話されていました。
テルミは、公明正大にガラス張りの経営を行うと思い続け、毎月社員全員に月次の収支報告を行い、また金融機関様にも、月次決算書を毎月届けることを、約20年以上続けております。
お陰様で金融機関様からの信頼は別格で、不動産購入等の融資の相談等においても信頼は相当なものだと感じております。
それも「まず思うことが大切!」と思い続けてきた結果であると自負しております。これからもこの姿勢を、貫いてまいります。
TERUMI NEWS
非凡なる凡を目指して 取締役社長 高田 晃
「熊本半導体フィーバーの機運と実情」
皆様こんにちは!前号でお伝えしたとおり7月上旬に熊本県菊陽町に半導体関連企業の視察研修に行ってまいりました!
熊本県菊陽町と言えば、台湾の世界一の半導体製造メーカー、TSMCが工場を建てたことが大きく取り沙汰されていますが、テルミは半導体とほとんど関係のない会社です。では何故わざわざ視察に行ったかと申しますと、菊陽町はここ数年の地価の上昇が著しく、不動産を扱う者としてこの目でその実態を見てみたいと思ったのです。
熊本県菊陽町の公示地価や路線価は数年連続で二桁上昇しており、インバウンド需要地や主要都市部はまだしも、一地方の土地としては考えられない上昇率をたたき出しています。ただあくまで“上昇率”であって高値ではないということに注意は必要です。
さて、今回訪れた菊陽町は、その地価の上昇の主な要因となったTSMCはもちろん、古くから半導体関連の企業の工場が集まる九州の中でも特に主要企業が集まる地域で、ルネサス、東京エレクトロン九州、マイスティア(どれも業界の中心企業)を訪問させてもらいました。研修中に「熊本半導体フィーバーは11兆円の経済効果をもたらす」という話も聞いたほどです。
現地では各工場の規模の大きさ、製造機械類の量と緻密さに圧倒されました。従業員用の駐車場に至ってはディズニーリゾートの様な広さでした!さらには近隣にTSMCの第2工場、ソニーの第2工場、東京エレクトロンの第3工場も建築中で半導体フィーバーの機運は続くどころか上昇を続けるだろうということは深く印象づきました。
半面、地元行政の方から県全体の人口減の抑止にはなっていないこと、台湾のような国策規模での地域活性を目指す複合展開には課題が山積みである事等、報道されない実態も聞くことが出来ました。
今回、自分の目で現地を見ることでわかったのは、まずだだっ広い農地に工場群がドンと鎮座しているという、未開発と開発がはっきりと分かれたコントラストです。事前情報だけでは新しい街が一つ出来上がっているものとばかり思っていましたが、実際は大きな違いがありました。また熊本の道路事情の悪さが特に印象に残りました。これは九州全体にも言えるようですが、主要幹線道路がほとんど方側一車線で通勤車、路線バス、観光バスが全て同じ道路を走っていて慢性的な渋滞が問題となっており、これからの発展の大きな足かせとなるでしょう。県も対策を講じるようですが、民間法人の事業展開と規制に縛られた地方行政のスピード感の違いを肌で感じました。
今回の視察で、日の丸半導体復活による日本経済への機運と期待、反対に地方都市の実情の両方を見ることが出来ました。数少ない地方視察の機会でしたが、大変良い経験をすることが出来ました。今後もこういった機会を大切にしていきたいと思います。
Boulangerie Alchii
かわいいログハウス目の前は公園!
Boulangerie Alchiiオープンして2年。岩槻にある「ブーランジェリーアルチ」さんにお邪魔してきました。お店は大きな公園の目の前にある、おしゃれなログハウス。このお店はなんと…わんちゃんと入れるパン屋さんなんです♡パン職人として有名店などでキャリアを積んでいたご主人。わんこを飼って思ったことは、家族同然の我が子たちと一緒にご飯を食べたり、お買い物できるところが少ないこと。犬が入れて、おいしいパンが食べられるお店が身近にないから自分達で作ろう♪とオープン。接客は奥様が担当。お二人の愛犬たちにお店で会える日もありますよ♡ログハウスもご主人のこだわりで国産の杉を使用しています。2階スペースで、いつかわんちゃんも入れるカフェができたらいいなと…お話してくださいました。
パンはショーケースに 種類が豊富
ご主人の作るパンは「生地だけ食べてもおいしく。」作っています。それもそのはず、手間暇をBoulangerie Alchiiかけるのがポイント。食材はもちろんですが、時間をかけて発酵することによっておいしさがぐんと増します。35種類から40種類のパンが常に店頭に並びますが、季節に合わせたものや、お客様と会話を重ねながら、「これが食べたい!」という思いをそのまま形にして商品化しています。材料により二度と会えない商品もあるそうなので、一期一会です!
今の季節のナンバーワンはフローズンメロンパン。
フローズンメロンパン
お店で人気のフランス産発酵バターのメロンパンにカスタードクリームが包まれています。外はカリっとしていて中はトロっと。ペロっといけちゃいます。惣菜系のパンはとにかく種類が豊富で迷ってしまいましたが、生地も具材も美味しいから何を食べても当たりです。(笑)
そしてなんと!わんちゃんが食べられる「肉球パン」があります。
人もわんこも食べられる肉球パン やさしい味
以前、イベントでわんちゃん用のパンを買った時に人は食べられないと書いてあることに疑問を感じたことがきっかけで出来上がりました。人もわんこも食べられるからだに優しい食材を使っています。※必ず、飼い主さんの管理の元、少しずつあげてくださいね。店頭では、自分でパンを取るスタイルではなく、ショーケースに入っているパンを注文するスタイルです。食パンをはじめ、人気のパンは予約するとスムーズ。パンのラインナップやお店の詳細はインスタでチェックしてください。わんちゃんを飼っている方もそうでない方も、ご夫妻とおしゃべりに来るだけでも楽しい!是非お待ちしております。Boulangerie Alchii
編集部から
厳しい暑さが続いていますね。真夏に必需品の「ハンディファン」に加え、今年はステンレスのボトルに入った「携帯氷のう」も導入してみました。冷たさがキープされとても快適。冬には湯たんぽ代わりに使えるとか。とってもおすすめです。今月はSNSで取材先を募ってみたところ、たくさんの反応をいただき、新しい出会いに恵まれた取材となりました。「こんな素敵な場所があったんだ」と驚きの連続。みなさんの声が、誌面を豊かにしてくれています。引き続き、テルミ通信では取材先を募集しています。ぜひお気軽にお声がけくださいね。